ミネベアミツミグループのエイブリック(ABLIC)は11月26日、民生・産業機器用リニアホールIC「S-5611A」の販売を開始したことを発表した。

産業用工作機械などのシステムでは電流センサを搭載した汎用インバータが広く使われているが、その効率向上には、搭載されている電流センサの応答の高速化や高精度化することが重要な要素となっている。同製品は、プログラマブル高精度リニアホールICという位置づけで、1.25μmの高速応答性と、0.09μT/√Hz(typ.)の低ノイズ性能を実現しており、微小な電流変動も正確に促成できるため、インバータ制御の性能向上を図ることができるようになるという。

また、周波数帯域選択機能を搭載していることから、1つのICの中で400kHz、200kHz、100kHzのいずれかを選択することが可能で、低い周波数を選択することでICから発するノイズをさらに低減させることができますとするほか、温度による磁気コアの特性変化を補正する機能を搭載しており、広い温度範囲でのコア有電流センサの高精度化が可能だという。

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