半導体基板自動搬送システムメーカーのローツェは、同社連結子会社であるベトナムのRORZE ROBOTECHに対する3億3000万ドル(約500億円)の設備投資を行い、新工場を建設する計画を発表した。これにより、RORZE ROBOTECHの生産能力は倍増することになるという。
投資の具体的な内容としては、既存製品の需要増加への対応、ならびに新規開発製品の量産体制を整備して市場投入を加速させることを目指し、製造ラインの自動化の推進および生産効率の向上を図ることで、生産能力の倍増を実現するとしている。
新工場は、ベトナムのハイフォン市にある日本ハイフォン工業団地内(現工場と同じ工業団地)に建設され、土地面積は約23万8300m2、 延床面積は約18万2を予定。2025年半ばから投資を開始し、第1期の新工場は2026年春ごろに建設を開始、2027年春ごろの完成を目指し、その後、市場の動向を見つつ、投資を実施していくとしている。