境ECサイト「TABAYA United Arrows(タバヤ ユナイテッドアローズ)」をオープンした。2023年5月に発表した中期経営計画の主要戦略の1つ「UA MULTI戦略:グローバル拡大」の一環となり、日本の美意識、作り手の思いや背景にあるストーリーとともに世界へ広く発信し、海外の消費者への自社の認知度向上と販路拡大を目指す。
ユナイテッドアローズは、国内外から調達したデザイナーズブランドとオリジナル企画の紳士服・婦人服および雑貨等の商品をミックスし販売するセレクトショップを運営。「ユナイテッドアローズ」「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」のブランドやレーベルを展開している。
このほど、初の自社運営の越境ECサイトとなる「TABAYA United Arrows(タバヤ ユナイテッドアローズ)」をオープンした。
▲商品のイメージ
食器や調理道具といった日用品や贈答品を主に取り扱い、皿・グラス等の食器、包丁などの調理道具、インテリアのカテゴリーを中心に展開。価格帯は、食器が3500円~4万円、調理道具が5000円~2万円、インテリアが5万8000円~25万円程度。たくさんのモノと情報があふれる中で、本当に価値のあるものを長く大切に使ってほしいとの思いのもと、商品の裏にある作り手の情熱やこだわりといったストーリーを楽しみながら、予期せぬ出会いができる買い物体験を提供する。
ファッションを通して新しい生活文化を創造するセレクトショップとして、これまで海外諸国の多くのモノや文化を日本国内に紹介してきた一方で、改めて日本の伝統文化のすばらしさを感じているとし、日本的な価値観と魅力を海外の消費者に広く伝えるため、「TABAYA United Arrows」の立ち上げに至ったとしている。
ユナイテッドアローズは、中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)の主要戦略の1つに「UA MULTI戦略:グローバル拡大」を掲げている。海外におけるEC展開の実績としては、台湾の自社ECサイト、中国のECモール「天猫国際(Tmall Global)」があるが、自社運営する越境ECサイトとしては、この「TABAYA United Arrows」が初の試みとなる。