トヨタ自動車が生成AI活用を加速している。同社は、人が細かく指示を出さなくても自律的に作業をこなす「AIエージェント」を複数搭載した独自システム「O-Beya (大部屋)」を開発し、2024年1月より運用を開始している。
パワートレイン(駆動装置)開発部門で約800人のエンジニアがそれぞれの分野に特化したAIエージェントを活用して設計・開発スピードを高めている。AIエージェントの活用によって、無駄を省くだけでなく、定年を迎える多くの熟練エンジニアの知見を継承していく狙いもあるという。
トヨタの伝統的な経営手法である「大部屋方式」にちなんだO-Beyaとは、一体どのようなシステムなのだろうか。