ロームは11月19日、同社の汎用チップ抵抗器「MCRシリーズ」の新たなラインアップとして、アプリケーションの小型化と高性能化を実現する「MCRxシリーズ」を追加したことを発表した。
同シリーズとしては、高電力タイプの「MCRSシリーズ」と低抵抗・高電力タイプの「MCRLシリーズ」が用意されており、MCRSシリーズは、素子内部構造の最適化や新材料の採用により、定格電力と温度特性(抵抗温度係数 TCR)を向上させ、従来品比でワンサイズ小型化しての使用を可能としたする。1005サイズから6432サイズまでのラインアップ展開が図られており、実装スペースに応じた最適な製品を選択できることから、コンパクトかつ効率的な回路設計が可能となるため、設計の自由度の向上を図ることができるようになるとしている。
一方のMCRLシリーズは、MCRSシリーズの低抵抗タイプで、2012サイズから6432サイズまでをラインアップ。同社では電流検出用途に最適だとしている。