クロスマートは11月5日、飲食店と卸売業者をつなぐプラットフォーム「クロスオーダー」の当月利用店舗数が10万店舗を突破したと発表した。LINEでの発注ユーザー数は23万5380人を超え、全国に拡大している。
クロスマートの提供する「クロスオーダー」は、FAXや電話が主流だった受発注業務をスマートフォン上のLINEに切り替え、業務効率化を推進する「クロスオーダー受発注」、LINEを活用したオンライン販促機能「クロスオーダー販促」、電帳法に対応した請求書DX機能「クロスオーダー請求書」などを備える経営改善プラットフォーム。飲食店・卸売業者間のアナログな業務をデジタル化する機能を次々と展開している。
このほど、2019年11月のサービス提供開始から5年で、当月のアクティブな利用店舗数が10万店舗を突破した。利用店舗は全国47都道府県に分布しており、地方から都市部まであらゆる地域で活用されている。利用する卸売業者・飲食店から寄せられた多様なニーズをサービスに反映することで、幅広いエリア・ジャンルに渡って利用されている。
多くの飲食店が定期的・継続的に「クロスオーダー」を活用しており、月間の注文数は100万件を突破。飲食店と卸売業者のスムーズな取引を可能にし、問題視されていた注文ミスの削減や業務効率化に貢献している。23万人を超える人がスマートフォンアプリ「LINE」を通じて「クロスオーダー」で発注しており、使い慣れたツールを通じて手軽に注文ができる点が多くの飲食店に支持されている。
クロスマート 寺田佳史社長は、「10万店舗を超えるという大きな節目を迎えることができ、大変嬉しく思います。振り返れば、2020年に『クロスオーダー』をスタートした際は、飲食店を1軒1軒訪問し、使い方を説明しながらその場で初回の発注をいただくというところから始まりました。1件の注文は、飲食店の営業において非常に重要なものであり、それを円滑に運営できるかどうか、とても緊張していたことを思い出します。現在では月に100万件以上の注文が行われており、非常に感慨深いものがあります。あの当時の1件も、今の1件も、私たちにとって同じ重みを持っています」と話す。
「ここまでサービスが拡大し、多くの飲食店にクロスオーダーをご利用いただいているのも、ひとえに卸売業者の皆様のおかげです。現在、数多くの卸売業者の皆様にご利用いただいており、クロスオーダーはまさに皆様とともに作り上げたサービスです。業界のスタンダードとなることを目指し、共に取り組んでまいりました。これからも卸売業者の皆様、そして飲食店の皆様にご満足いただけるサービスを提供できるよう、努力してまいります」と述べた。