Microsoftは同社のユーティリティツールPowerToysにクリップボードのデータをAIで変換して貼り付けられる機能を搭載する最新版v0.86.0をリリースした。
クリップボードに多彩な機能を追加する「Advanced Paste」ではテキストをJSON形式やマークダウンに変換して貼り付ける機能、画像からテキストを抽出できる画像からテキスト、.pngファイルとして貼り付ける機能などがデフォルト搭載されているが、自身のOpenAI API Keysを入力して連携するAI機能を有効にすると自然言語でクリップボードのテキストを変換できる。
ソースコードをコピーしてクリップボードに残したまま任意の言語に変換させることも可能だ。Win+Shift+Vで表示されるAdvanced Pasteウィンドウの入力フォームに自然言語で要望を入力し送信ボタンを押すと、ほかの言語に書き換えてくれる。実際にPerlで書いたスクリプトを変換させてみた。以下のPerl言語で書かれた九九の表示をコピーし、
use strict;
use warnings;
for my $i (1..9) {
for my $j (1..9) {
printf "%dx%d=%2d ", $i, $j, $i*$j;
}
print "\n";
}
Win+Shift+VでAdvanced Pasteウィンドウを表示。"Pythonに変換"と入力してボタンを押すと
Pythonに書き換えてくれる。
for i in range(1, 10):
for j in range(1, 10):
print(str(i) + "x" + str(j) + "=" + str(i*j), end=" ")
print()