ソフトバンクは11月5日、自動運転車の遠隔サポート向けの「交通理解マルチモーダルAI」を開発したと発表した。低遅延なエッジAIサーバ上で動作し、AIが自動運転車の状況を即時に理解して自動運転を遠隔で支援する。将来的にはマルチモーダルAIから自動運転車へ直接指示を行うことで、運行業務の完全無人化を目指す。

  • ソフトバンクが開発した「交通理解マルチモーダルAI」の検証実験の様子。AIが現在の「交通状況」「走行リスク」「リスク対処のための推奨動作」を生成し、自動運転車に指示を出す

    ソフトバンクが開発した「交通理解マルチモーダルAI」の検証実験の様子。AIが現在の「交通状況」「走行リスク」「リスク対処のための推奨動作」を生成し、自動運転車に指示を出す

マルチモーダルAIが自動運転を遠隔で支援

交通理解マルチモーダルAIでは、自動運転車のドライブレコーダー映像などと、現在の交通状況を問うプロンプトを入力することで、AIが複雑な走行状況やリスクを判断し、安全な走行を可能にするためのアクションを生成する。

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