Microsoftは10月30日(現地時間)、「FY25 Q1 - Press Releases - Investor Relations - Microsoft」において、2025年度第1四半期(2024年6月から9月)の業績を発表した。この四半期は主要な多くの事業で前年よりも高い収益を上げている中で、特にクラウド事業の強さが全体の業績を牽引した。

  • FY25 Q1 - Press Releases - Investor Relations - Microsoft

    FY25 Q1 - Press Releases - Investor Relations - Microsoft

業績のハイライト

全会計年度の同期間と比較した、2025年第1四半期の主な業績は以下のとおり。

  • 収益は656億ドルで、16%増加
  • 営業利益は306億ドルで、14%増加
  • 純利益は247億ドルで、11%増加(為替変動の影響を除けば10%増)
  • 希薄化後1株当たり利益は3.30ドルで、10%増加

製品およびサービスごとの収益の前年比変化率は以下の表にまとめられている。

  • 選択された製品およびサービスの収益の一定通貨調整

    選択された製品およびサービスの収益の一定通貨調整

特に好調なのがクラウド事業で、Microsoft Cloudの収益は389億ドルとなり、前年比で22%増加している。

Microsoft 365に関しては、商用製品およびクラウドサービスの収益が13%増、コンシューマー製品およびクラウドサービスの収益が5%増となっており、これらはいずれもクラウドサービスの収益増加に牽引された結果とのこと。Azureおよびその他のクラウドサービスの収益についても、前年比33%増と大幅な成長を見せている。

コンテンツビジネスも好調で、Xboxコンテンツおよびサービスの収益は前年比で実に61%増加した。ただし、これは2023年のActivision Blizzard社買収の影響が大半を占める。

Microsoft CEOのSatya Nadella氏は、「当社は、お客様が AI プラットフォームとツールを適用して新たな成長と運用レバレッジを推進できるよう支援することで、ビジネス チャンスを拡大し、新規顧客を獲得しています」として、AIに対する投資もビジネスの拡大に貢献したことを強調している。