パロアルトネットワークスは10月30日、仮想パッチ適用ソリューション、Prisma Access Browse、次世代ファイアウォール(NGFW)において、OTセキュリティ向けの新機能を発表した。
仮想パッチ適用ソリューションでの対応
リスクベースのガイドを備えた仮想パッチ適用ソリューションでは、独自のAI「Precision AI」を活用して、資産インベントリを自動化してリスクを評価し、脆弱性の優先順位付けを行うことで、定期的なパッチサイクルや次のメンテナンスの期間までパッチの適用が難しいシステムを保護する。
これにより中断を防ぐだけでなく、資産の寿命を延ばし、重要な運用を中断せず安全に維持する。
Prisma Access Browserでの対応
Prisma Access Browserでは、特権リモートアクセスが提供される。これにより、許可されたすべてのユーザー(請負業者やパートナーなど)に重要なOTシステムへの安全かつ即時のアクセスを提供し、導入を簡素化し、セキュリティを強化する。
重要なワークフローに対応するジャストインタイムアクセスやセッション記録をサポートし、リモートアクセスの管理を容易にしつつ、ミッションクリティカルな環境を保護する。
NGFWにおける対応
NGFWのPA-400Rシリーズは、変電所や工場のフロアなど、スペースに制約のある過酷な環境に合わせてカスタマイズされた信頼性の高いセキュリティを提供する。
同シリーズはFail-to-Wireなどの機能により、継続的なセキュリティと接続を確保し、重要なインフラストラクチャを保護しながらコストを削減するという。