Fujitsu AustraliaとLinius Technologiesは10月29日、AIによるリアルタイムでの映像解析に関するパートナーシップを締結したことを発表した。今回の提携においては、富士通のAIサービス「Fujitsu Kozuchi for Vision」や、ビデオ分析に関する専門知識と、Linius Technologiesが持つ仮想化ビデオとデータ駆動ビデオアセンブリ技術を組み合わせることで、ビジネスの課題解決や新たな価値創造を支援する映像解析ソリューションの提供を目指すとのことだ。
両社は今回の提携で開発するソリューションにより、空港のセキュリティや警察・消防業務、小売店での消費者行動の分析など、さまざまな業界における映像データの利活用を促進するとしている。
提供するソリューションの特長
両社が提供するソリューションは、映像データを分析し、指定した条件のタイミングの映像を数秒で見つけることができるという。また、複数の映像データから、例えばパンチやキックなど攻撃的な行動といった特定の条件に関連する映像データのみを抽出し、つなぎ合わせることもできる。
加えて、映像データを分析し、映像内の物体や人物、行動それぞれの特徴を描き出すほか、ワンクリックで特定の条件に関連する映像のみを検出して映像データに組み込むといった使い方もできるとのことだ。