電通デジタルは10月24日、DX(デジタルトランスフォーメーション)組織の現状と課題を診断し、DX組織の持続的成長に向けた戦略を提案する簡易診断プログラム「DX組織クイックスキャン」を提供開始すると発表した。

DX組織とは、企業におけるDX推進のCoE(Center of Excellence)としてCTO(最高技術責任者)やCDO(最高デジタル責任者)の下に配置され、専門知識を活用し、DXを全社的に促進しスケールできる成功事例や標準化されたプロセス、トレーニング・技術サポート等を提供するための組織体を指す。

「DX組織クイックスキャン」の特徴

「DX組織クイックスキャン」はだれでも無料で利用可能。オンライン上で診断のための回答を行い、15分程度で完了できるという。

電通デジタルが培った知見をもとに、回答結果から、組織の「マインドセット」「人材構成」「組織体制」「企業文化」など、DXの成功に欠かせない重要な要素を網羅的に診断する。

診断はDX組織が陥りがちな典型的な9つのパターンに分類され、組織が直面している問題を客観的に把握できる。診断結果は、動物をモチーフにした形で提示される。

  • 「DX組織クイックスキャン」のアウトプットのイメージ

  • 「DX組織クイックスキャン」のアウトプットで用いられる動物のイメージ

診断では、現状分析にとどまらず、組織が成長するための方針やアクション例も提示する。

「DX組織クイックスキャン」の提供方法

まず、オンラインのDX組織クイックスキャン診断フォームに従って、必要事項を回答する。

その後、1~2週間以内に、担当より診断結果と簡易なフィードバックが提供される。

さらに、診断結果に基づく詳細なヒアリングを行い、組織成長のための戦略策定や実行を支援するコンサルティングおよびソリューションも提供可能。