CTCはLiquid AIと共同で、日本語に対応したLLMの共同開発や新技術の検証を進め、国内市場に省電力を実現するAIソリューションを展開する。

Liquid AIは、2023年米国のスタートアップ企業。最小限の処理能力で順応性の高い機械学習を可能にするAIモデル「Liquid Neural Network(LLN:リキッド・ニューラル・ネットワーク)」を独自に開発しており、大量データの言語処理を並列で実行するAIモデルと比較して、LNNは文章生成時の計算量とメモリ消費量が少なく、小型のコンピュータやエッジデバイスに実装して動作することが可能。

CTCは、2024年2月からLiquid AIとの協業を開始し、AIの性能評価や実用性を確認するための技術検証を実施してきた。今回の出資に伴いCTCとLiquid AIは、今後、Liquid AI,Inc.が10月23日に発表した言語モデル「Edge LFM」の日本語対応を共同で進めていく方針。

またCTCは、オンプレミス基盤やクラウドサービスへの実装に加えて、家電製品やロボットなどのエッジデバイスでのAI活用を図り、AIビジネスのさらなるビジネス拡大につなげていく構え。