author=岩井 健太
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は10月23日、完全子会社であるキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)を存続会社とし、同じく完全子会社であるTCSを消滅会社とした吸収合併を、2025年7月1日付で実施することを決定したと明らかにした。
合併の概要
キヤノンMJグループでは、2024年6月にITインフラの設計・構築、システム保守・運用やデータセンターなどITプラットフォーム事業の強化を主たる目的に2023年10月に完全子会社化したTCSと、グループのITソリューション事業の中核会社であるキヤノンITSとのグループ内のシナジーを最大化させるために両社を統合することが最適であると判断し、両社の統合準備を進めていくと発表。
統合の目的としては、TCSが得意とするITインフラの設計・構築、システム保守・運用やデータセンターなどに関する技術やノウハウ、人材をキヤノンITSに統合し、ITプラットフォーム事業の強化と拡大を加速させる。また、キヤノンITSが得意とするシステムインテグレーション事業との一体運営により、顧客のITライフサイクルのフルサポート体制を拡充する方針だ。