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応用情報技術者試験の合格発表日はいつ?

応用情報技術者試験は合格率20%台の難関資格ですが、ITエンジニアを目指す人の多くが挑戦しています。それは、IT業界でのキャリアアップを目指す上で重要な試験であるためです。その試験後に受験者の多くが気になるのは、「合格発表日がいつなのか」ということでしょう。

試験の結果を早く知りたい、次のステップに進みたい受験者にとって、合格発表日は大きな関心事です。本記事では、2024年度秋期の応用情報技術者試験の合格発表日を過去のデータから予測します。

また、合格発表までの過ごし方や心構えについても提供します。応用情報技術者試験の受験申し込みをした方、来年以降の受験を計画している方はぜひ参考にしてください。

応用情報技術者試験について

応用情報技術者試験は情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験の1つであり、IT業界で幅広く活躍するための基礎的な知識や応用力を問う試験です。この資格はITスキルの証明となり、企業での採用や昇進、さらなるスキルアップを目指す方にとって重要なものです。

試験は午前のマークシート方式と午後の記述式に分かれ、アルゴリズムやデータ構造、ネットワーク、データベースなど、幅広いIT分野の知識が問われます。

応用情報技術者資格を取得することで、応用的なIT知識を有しているスキル証明となり、企業からは高い評価を得てキャリアアップのチャンスが広がります。また、試験勉強を通じてITに関する幅広い知識を習得でき、自己の成長につながるといったメリットがあります。

【参考】:応用情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構


応用情報技術者試験の概要

応用情報技術者試験の全体概要についても確認しておきましょう。応用情報技術者試験は春と秋の年2回、センター受験方式で開催されますが、受験機会が少なく難易度が高いため、試験概要を把握し、しっかりとした対策が必要です。

試験の実施概要

以下、 応用情報技術者試験の実施概要をまとめておきます。詳細は必ず公式サイトで確認してください。

▪️受験資格:学歴や年齢を問わず誰でも受験可能
▪️受験料 :7,500円(税込)
▪️受験日程:年2回開催(春期は4月の第3日曜日、秋期は10月の第2日曜日に実施)
▪️申込期間:試験日の3ヶ月前から1ヶ月前までの2ヶ月間
▪️合格発表:試験日の約2ヶ月後にIPAのウェブサイトで発表される
▪️合格証書:合格発表後、約1週間程度で発送される
▪️試験会場:全国62都市で開催
▪️試験構成:
 【午前】マークシート方式(80問、60%で合格ライン、試験時間150分)
 【午後】記述式(11問中5問を選択、60%で合格ライン、試験時間150分)

【参考】:試験要綱・シラバスについて | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

合格発表の概要

ここでは、応用情報技術者試験の合格発表の概要について見ていきましょう。

【参考】:合格発表日、合格証書発送日、官報公示日 | 試験情報 | IPA

合格発表の一般的な流れ

応用情報技術者試験の合格発表は、試験全般の実施主体である情報処理推進機構(IPA)によって行われます。基本的には次の流れで合格発表が行われます。

1.合格者受験番号一覧の発表
試験実施の約1ヶ月後にIPAのウェブサイト上や、試験申し込み時に登録したメールアドレスへの通知によって合格者受験番号一覧を確認できます。

2.合格証書の発送
応用情報技術者試験の合格証書は、合格発表から概ね1ヶ月弱で郵送されるのが一般的です。ただし、時期は試験実施回や時期によって多少前後する場合があります。この合格証書によって、公式に合格が証明され、IT業界でのキャリアアップや資格手当などの申請に使用できます。

3.官報に公示
合格者の氏名は、合格証書の発送タイミングと併せて官報への掲載により公表されます。

合格発表の確認方法

合格発表を確認する方法はいくつかありますが、以下の方法で確認するのが一般的です。

◼︎ IPAの公式ウェブサイト
合格発表日は、IPAの公式ウェブサイトで確認できます。合格者の一覧が公開され、自身の受験番号を入力することで試験結果を確認できます。

◼︎ 受験者マイページ
試験申込時に登録したマイページにログインして、自分の合否を確認できます。さらにマイページでは成績紹介が行え、各科目の得点や全体の合計点などを詳細に確認できます。

合格発表日の推移と予想

応用情報技術者試験の合格発表日は、例年一定のパターンがあります。過去5年間の秋期試験の合格発表日の傾向を見て、2024年度の秋期試験の発表日を予測してみましょう。

過去5年間の秋期試験の合格発表日

以下は、過去5年間の秋期試験の試験日と合格発表日をまとめたものです。

                 試験日           合格発表日      日数差
2019年:10月20日(日)     12月20日(金)   61日
2020年:10月18日(日)     12月25日(金)   68日
2021年:10月10日(日)      12月17日(金)   68日
2022年:10月9日(日)        12月22日(木)   74日
2023年:10月8日(日)        12月21日(水)    74日

【参考】:合格発表日、合格証書発送日、官報公示日 | 試験情報 | IPA

合格発表日のパターン

過去5年間の発表日は、12月20日前後の平日に行われることが多い傾向があります。また、試験日から合格発表日までの日数は61日から74日と幅がありますが、平均すると69日であることから、合格発表日予想のパラメータとして利用できそうです。

2024年度秋期試験の合格発表日予想

2024年度の秋期試験は10月13日(日)に実施され、この試験実施日と過去の推移から合格発表日を予想します。

秋期試験の2024年10月13日に、過去5回の合格発表日までの所要日数平均69日を足すと、12月21日(土)となりますが、これまで合格発表日が土曜日になった例はないため、前日の2024年12月20日(金)ではないかと考えられます。

したがって、2024年の秋期試験合格発表日は、2024年12月20日(金)と予測できます。

あくまで予想であるため、正式な発表日については受験日の夜にIPA(情報処理推進機構)の公式発表を確認しましょう。

合格発表日までの有効活用法

受験日から合格発表までの待ち時間は70日前後あり、落ち着かない期間ですが、この期間を有効に使うことで次のステップに進む準備を整えることができます。以下に、合格発表までの過ごし方について紹介します。

次回試験に向けての学習

試験の出来については自己採点によってある程度の見通しは立ちますが、結果が発表されるまで分かりません。また結果がどうであれ、次の試験に備えることは有益です。

合格の可能性が高い場合は、次の資格取得に向けた準備をしましょう。おすすめは上位資格への挑戦です。不合格が予想される場合は、次回の応用情報技術者試験に向けて早めに学習を再開するのがおすすめです。今試験での反省点を活かし、弱点補強のための学習計画を立てましょう。

合格後のキャリアプランの検討

応用情報技術者試験に合格すると、IT業界でのキャリアの選択肢が広がります。合格後のキャリアパスを考えて早めに準備をしておくと、合格発表後もスムーズに次のステップへ進めます。

キャリアアップを目指す上では、ITエンジニアとして活躍できる分野や、企業が求めるスキルの確認や具体的な目標を設定してプランを立てましょう。

その他、資格取得者には資格手当の支給や昇給の仕組みがある企業が少なくありません。所属企業の福利厚生を確認し、制度がある場合には、申請手続き等を確認しておきましょう。

その他、資格取得に役立つ情報収集

IT業界は常に変化が早い分野であり、新しい技術やトレンドに敏感であることが求められます。この期間中に業界の関連ニュースや新技術に関する情報をキャッチアップしておくことも、結果が出た後の行動にプラスになります。


応用情報技術者資格を活かしてさらなる活躍を

本記事では、応用情報技術者試験の合格発表日について、過去のデータから2024年度の予測を行いました。これまでの傾向を踏まえると、2024年12月20日(金)の可能性が最も高いと考えられます。あくまで予想であるため、合格発表日の正確な情報は必ず公式サイトで確認しましょう。

合格発表を待つ間も、次のステップに向けた準備を進めることが大切です。合格した場合はキャリアプランを具体化し、不合格だった場合は再チャレンジに向けての学習計画を立てましょう。どちらにしても、この期間を有効に活用することで次の成功につなげやすくなります。

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