テックタッチは10月22日、大企業(従業員数1000人以上)の情報システム担当者を対象に実施した「【2024年版】大企業のSaaS活用に関する実態調査」の結果を発表した。
SaaSを導入している大企業は74.1%
まず、SaaSを導入している大企業の割合は74.1%で、2023年とほぼ同水準だった。導入しているSaaSの種類は、第1位「Web会議システム」(2023年比2.4%減)、第2位「人事労務・タレントマネジメント」(2023年比5.9%増)となり、2023年から2位以降が入れ替わる結果となった。
また、60.7%が「十分に使いこなせていないSaaSがある」と回答したが、2023年より1.9ポイント増加しており、内訳を見ると「かなりある」という回答が3.0%増加する結果に。
使いこなせない理由としては、2023年と同様に「複雑なシステムの分かりにくさ」が最も多かった。加えて、「従業員が意図した通りに使ってくれない、定着せずに想定通り使っていない」の割合が昨対比で8.0%も増加しており、SaaSの導入が進む中で、引き続き多くの大企業がその活用に苦慮している実態が明らかになった。