メルカリ子会社でブロックチェーンサービスを手掛けるメルコインは10月22日、銀行からの自動引落しでイーサリアムを積み立てられる「イーサリアムつみたて機能」の提供を開始すると発表した。
本人確認済みのユーザーは最短30秒で申し込みが完了し、すぐにイーサリアムの積み立て設定ができる。積み立て開始時期は、設定画面で選択した積み立て日の中で近い日から始まり、頻度は月に1回、2回、4回の3種類を選べる。
積み立て金額は1円から100万円まで任意の金額を設定することができ、メルカリポイントを使用することも可能。また、積み立て設定はいつでも見直し、解除ができ、積み立てたイーサリアムは、いつでもメルペイ残高に戻せる。フリマでの買い物や「メルペイ」「メルカード」の支払いに利用することができるとのこと。
メルコインは2023年3月にビットコインの取引サービスを開始。約1年で利用者数が200万人を突破し、直近では220万口座を突破した(2024年5月16日時点)。業界全体の暗号資産の口座数は2023年3月からの1年間で前年の3倍となる約310万増えたが、このうち6割超をメルカリが占めた。
またメルコインは8月1日に、銀行からの自動引落しでビットコインを積み立てられる「ビットコインつみたて機能」の提供を開始。今回の機能強化により、ビットコインだけでなくイーサリアムを積み立てられるようになった。
同社はNISAやiDeCo同様に、資産形成の裾野を広げるサービスの展開を進めていく考えだ。