ChatGPTをはじめとする生成AIサービスはあらゆるビジネスに浸透しており、その効果やリスクなどの評価、対応を行う人材の育成が急務となっている。アステリアはAI導入を支援する「AI活用変革センター」を11月1日に新設、AI導入コンサルティングサービスの提供を行うことを発表した。

AI人材の育成から技術コンサルティング、社内実装まで幅広くAI活用を支援

「AI活用変革センター(英文名:AI Transformation & Utilization Center、略称AITUC(アイタック))」は、民間企業、官公庁、地方自治体など対象にAIを活用できる人材の育成、AI導入のための技術コンサルティング、AI導入時のPoC(Proof of Concept:実証実験)支援を目的に創設。センター長には同社CXO(Chief x Officer)、中山 五輪男氏が就任。同氏は複数の外資系ITベンダー企業に勤務後、ソフトバンクを経て富士通の常務理事、首席エバンジェリスト(evangelist:IT技術などの解説や講演活動を行い技術・製品の啓蒙活動を行う専門職)として活躍。ソフトバンク在籍時にはiPhone/iPadの普及に貢献するなど、エバンジェリストとしての経験を活かした人材育成の手腕が期待される。

  • 自治体向けAI活用セミナーの様子(同社資料より)

人材育成においては勉強会やワークショップを開催する他、アステリアの軽井沢リゾートオフィスを活用したワーケーションとセミナー・企業向けイベントを組み合わせた教育プログラムの提供も予定されている。技術支援では、AI推論モデルの構築及び独自RAG(Retrieval Augmented Generation:検索拡張生成)の開発支援を行う他、AI導入時はシステムの構築と機械学習を効率化する同社のデータ連携ツール「ASTERIA Warp」の提供と導入支援も行う。サービスの料金は、人材育成支援が100,000円から、アドバイザリーサービスが月々500,000円から、PoC支援が2,000,000円からとなる。詳細は要問合せ。