日立製作所と日立ソリューションズ東日本は10月18日、神奈川県警察と生成AI等の活用に向けた協定を締結したと発表した。

  • 左から、日立ソリューションズ東日本 SNS ビジネス推進センタ センタ長 田中一美氏、神奈川県警察本部警務課長 有原馨氏、日立製作所 横浜支店 支店長 村上秀樹氏

協定の概要

同協定は、警察の業務改革や警察活動の合理化・効率化のため、3者が保有する知的・人的資源を活用し連携して、生成AIなどの活用に向けたDX（デジタルトランスフォーメーション）人材を育成し、神奈川県民の期待と信頼に応える力強い警察活動の展開に寄与し、安全・安心な地域社会を実現することを目的に締結したもの。

同協定の締結期間は2024年10月から2025年3月までで、先端技術についての研修会実施、生成AIを用いた業務効率化などの試行運用、および、実現性の検証などを行う。

協定における連携事項

協定の下、生成AIなどの先端技術に関する研修会やソリューション紹介を実施し、神奈川県警察のDX人材育成を推進する。

また、神奈川県警察で公表しているホームページなどのデータを用いて、カスタマーサポートツール「ZanrooDesk」の生成AIを用いたAI Chat機能などの試行運用を行い、業務効率化などの実現性を検証する。

さらに、警察業務におけるクラウドサービスなどの導入効果の検証や課題の洗い出しを行い、警察業務の合理化・効率化に向けた改善策を検討する。