サイボウズと(OBC)は10月17日、サイボウズが提供するノーコード・ローコードツール「kintone(キントーン)」とOBCが提供する基幹システム「勘定奉行クラウド」の連携機能をOBCから提供開始すると発表した。
「kintone」と「奉行クラウド」連携の意義
基幹システムだけではカバーできない業務に課題を抱える企業に対し、柔軟性や即時性のあるkintoneと組み合わせて提供することで、最適な基幹システムの導入・運用を実現するという。
両製品の強みを掛け合わせることで、クラウドERPとしてあらゆる企業業務の標準化を実現するとしている。
「Fit to Standard」を推進
基幹システムの刷新においてERPを活用する企業が増加傾向にある中、「Fit to Standard」は基幹システム構築のアプローチの考え方として注目されている。
「Fit to Standard」の実現に有効なERP×ノーコードツールの組み合わせにおいて、kintoneは「Fit to Company Standard」に必要な要素を備えているという。
基幹業務についてはERPで、ERPに入力する前の未確定データの分散入力や集計、申請、ERPからのデータ参照などをkintone上で行う、ERP×ノーコードツールの組み合わせが有効なアプローチとして挙げられている。
サイボウズはインボイス制度や電子帳簿保存法対応のトレンドがひと段落したこのタイミングで、「Fit to Standard」の実現の支援を狙っている。