Microsoftは10月8日(米国時間)、「Windows message center|Microsoft Learn」において、先日リリースした2024年10月のセキュリティアップデートがWindows11の旧バージョンへの最終更新になると発表した。10月のセキュリティアップデートの詳細は、「Microsoftが10月の更新プログラム公開、117件中2件の脆弱性は悪用確認済み | TECH+(テックプラス)」から確認できる。
最終更新の対象バージョン
セキュリティアップデートの提供を終了するWindows11のバージョンは次のとおり。
- Windows11 Enterprise バージョン21H2
- Windows11 Education バージョン21H2
- Windows11 Home バージョン22H2
- Windows11 Pro バージョン22H2
アップグレードを推奨
上記バージョンのWindowsに対するセキュリティアップデートは、10月のアップデートを最後に提供されなくなる。今後もセキュリティアップデートを受け取るには、バージョン24H2など新しいバージョンのWindows11にアップグレードする必要がある。
Microsoftはサポート終了(EoS: End of Support)となるオペレーティングシステムの情報を、「ご存じですか? OS にはサポート期限があります! - Microsoft atLife」にて公開している。サポート終了となったオペレーティングシステムは重要な更新を受けられなくなって大変危険だとして、十分な余裕をもって最新版にアップグレードすることを推奨している。
なお、アップグレード時にはデータのバックアップやソフトウェアの互換性を確認してから実施することが推奨されている。Windows11 バージョン24H2からは一部のサードパーティーアプリおよびドライバーが原因の不具合が確認されており、互換性を確認してからアップグレードすることが望まれている(参考:「Windows 11 version 24H2に複数の不具合、提供を一時停止 | TECH+(テックプラス)」)。