Sansanは10月10日、NTTデータと協業し、Sansanが提供するインボイス管理サービス「Bill One(ビルワン)」とNTTデータが提供する請求・決済連携プラットフォーム「TetraBRiDGE(テトラブリッジ)」の機能連携を11月より開始すると発表した。
両サービスの連携により、Bill One上の請求書データがTetraBRiDGEに自動連携され、TetraBRiDGEを通じて複数の金融機関に支払いできるようになる。担当者は支払いのために都度銀行口座にログインする必要がなくなり、煩雑化しがちな支払い業務の効率化につながる。同連携機能の利用には、Bill OneおよびTetraBRiDGEの契約が必要だ。
今回の連携によって実現される支払業務の流れはこうだ。まず、取引先企業から郵送やメールなどで送付された請求書をBill One上で受領すると、取引先名や請求金額などの請求書情報が99.9%の精度でデータ化される。
その後、請求書データがTetraBRiDGEにAPI連携されることにより、TetraBRiDGE上で支払いデータが自動生成され、TetraBRiDGEの画面上で複数の金融機関への支払い処理が可能になる。さらに、電子記録債権の処理や、自社が管理する複数の口座間での資金集中・配分についてもTetraBRiDGE上で実行できるとのことだ。
Sansanは今後も、Bill Oneと他社サービスとの連携を強化していく考えだ。