NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は10月10日、陸上養殖に関わる子会社の設立について発表した。事業開始予定日は12月2日、陸上養殖システムの研究開発と提供などを手掛ける。資本金は9500万円。
現在は世界的にタンパク質需要が急増しており、食料安全保障の観点からも良質なタンパク源の確保が求められる。国内においては環境に配慮した循環式陸上養殖への参入が拡大しつつあるが、ろ過が安定しないといった理由から生産効率が悪く、収益性の低さが課題とされる。
こうした多大に対しNTT Comは、2023年から紅仁と沖縄県大宜味村で陸上養殖の共同研究を実施している。紅仁が保有する先進的なろ過技術とNTT ComのICTを活用し、生産効率の優れた循環式陸上養殖システムの提供が可能になったという。これらシステムの提供により、食料自給率向上と地域活性化、および社会課題解決に貢献するとのことだ。