Lam Research(ラムリサーチ)は10月7日(米国時間)、半導体製造装置に必要な材料やコンポーネントの中でも、優れた業績を達成した優秀企業を表彰する「2024年サプライヤ・エクセレンス・アワード」の受賞企業9社を発表した。
Lam Researchは受賞企業との緊密な協力関係により、顧客にサービスを提供するためにレジリエントで機敏かつ持続可能なサプライチェーンを実現していると述べている。同賞は「業務遂行」、「ESG」、「品質」、「迅速な対応」、「新製品性能」の5分野を対象に世界中のサプライヤの中から受賞者を選考しており、今回の受賞9社のうち、日本企業はTOTOと東海カーボン(受賞対象は韓国子会社)の2社が名を連ねている。
アワード受賞企業と受賞理由は以下の通り。
業務遂行エクセレンス・アワード:「Celestica Electronics」、「Texon」
積極的かつ柔軟な納品、在庫戦略と現地生産への積極的な投資、そして優れたカスタマーサポートを実証した企業への賞
環境・社会・ガバナンス(ESG)エクセレンス・アワード:「TOTO」
サプライチェーン全体における人権擁護を含むESG原則への実証的な取り組みが評価された企業への賞
品質エクセレンス・アワード:「Easys」
高収率のパフォーマンス、品質基準、方法論、プロセスの一貫性、および設置と保証サポートが評価された企業への賞
迅速なプロトタイプ材料パフォーマンス・アワード:「CryoWest」、「Venture」
卓越したサポート、迅速な対応および納期厳守により、Lam Researchが顧客のニーズに迅速に対応するソリューションを提供した企業への賞
新製品導入パフォーマンス・アワード:「INFICON」、「TOKAI CARBON KOREA」、「Times Microwave Systems」
Lam Researchのダイナミックな開発環境において、優れた機敏性を発揮し、迅速に対応、顧客の要求を満たせるように、バリューチェーンを通じて迅速なソリューションを提供した企業への賞
Lam Researchのグループ・バイスプレジデント兼グローバルオペレーション部門の責任者であるKarthik Rammohan氏は「強固で拡張性のあるサプライチェーンは、イノベーションの加速、課題の克服、そして顧客が次世代半導体の需要増に対応するうえで不可欠である。私たちは、卓越した品質、業務遂行、環境および社会原則へのコミットメントを実証した2024年エクセレンス・アワード受賞企業を称賛する」と述べている。