アクセンチュアとNVIDIAは10月9日、企業の迅速なAI導入を支援するため、「アクセンチュア NVIDIAビジネスグループ」を設立し、両社の協業体制を拡大したと発表した。
「アクセンチュア NVIDIAビジネスグループ」の取り組み
アクセンチュア NVIDIAビジネスグループの下、トレーニングを受けた世界中の3万人の専門家が、企業のプロセス再構築とAIエージェントを活用したAIの活用拡大を支援する。
具体的には、Accenture AI Refineryを活用し、エージェントAI機能の基盤構築を支援する。Accenture AI Refineryは、 NVIDIAが提供するカスタム生成AIモデルの構築プラットフォームNVIDIA AI Foundry上に構築されたフレームワークで、るLlama 3.1コレクションを活用した、最適化された大規模言語モデル(LLM)の構築を実現する。
Accenture AI Refineryに関する施策
アクセンチュアのアドバンストAIセンターの一部として、Accenture AI Refineryエンジニアリングハブの拠点ネットワークを、日本を含むアジア、ヨーロッパ、北米に設立する。
同ネットワークは、エージェントAIシステムを活用して大規模な運用を変革する高度なエンジニアリングスキルと技術力を備えている。
アクセンチュアのマーケティング部門では、 AI Refineryプラットフォームを自律型のエージェントと統合し、スマートなキャンペーンの迅速な作成・実行に役立てている。
これにより、手作業は25~35%、コストは6%削減され、市場投入までのスピードが25~55%向上することが期待されているという。