NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は10月8日、Things Partnerプログラム、ドコモ5Gオープンパートナープログラムを統合し、パートナー企業への共創支援を強化することを目的として「IoT Partner Program」の提供を開始することを発表した。パートナー企業のソリューションとNTT ComのモバイルやIoTプロダクトを組み合わせ、新サービスやソリューションの創出を支援する。
プログラム提供開始の背景
NTT Comはこれまで、人口減少や生産性向上などの課題に対する各産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進ニーズに対応するIoTプロダクトを展開してきた。近年はIoTを活用して自社サービスに価値を付加したい企業が増加しているが、5GやIoTを実装する際の企画、検証、実装、販売のハードルが課題とされる。
同社は今後も成長が見込まれるIoT市場のニーズに対応するため、既存の共創プログラムであるThings Partnerプログラムとドコモ5Gオープンパートナープログラムを統合し、新たなプログラムの提供を開始する。
同プログラムではパートナー企業が顧客へモバイルやIoTを活用したサービスやソリューションを提供する際のサポートを行う。既存の共創プログラムに参加している6300社超(2024年9月末時点)のパートナー企業との共創ノウハウや、通信キャリアならではのプロダクトを活用し、パートナー企業の新しいサービスやソリューション創出をサポートする。
プログラムの概要
プログラムに加入するパートナー企業に対し、NTT ComはIoTプロダクトの活用を支援するために共創案件創出サポートやテクニカルサポート、販売サポートを提供する。共創案件創出サポートで提供するよろず相談会では、パートナー企業が自社のソリューションにIoTを組み込んで実現したいことなどをヒアリングし、適切なプロダクトや支援メニューを提案する。テクニカルサポートではモジュール選定のサポートや検証環境などを提供する。