日立製作所の子会社で送配電機器を手掛ける日立エナジーは10月8日、今後5年間にわたり2億5000万ドル(約370億円)超を投じ、インドの変圧器関連工場の製造能力を強化する投資計画を発表した。
インドにおける高圧変圧器工場および鉄道用牽引変圧器工場の製造能力を拡大するとともに、低圧特殊変圧器の試験設備を更新する。また、ブッシング工場を移転し製造能力の拡大を図り、雇用の拡大にも取り組む。
日立エナジーは、過去75年にわたりインドに継続的に投資をし、さまざまな国家建設プロジェクトに携わってきた。今回の投資により、インドにおける送配電の発展や鉄道インフラの整備、クリーンエネルギーへの転換の支援につなげる。
日立エナジー CEOのアンドレアス・シーレンベック氏は「インドは、世界のエネルギーシステムをより持続可能、より柔軟、より安心・安全なものにするうえで重要なマーケットだ。、インドにおける製造能力と雇用の拡大およびサプライチェーンの強化、デジタル化による柔軟性の向上を目指す」とコメントする。