LEOC社長・田島利行「オーダーメイド給食でお客様の心を豊かに、そして世の中を健康にしたい!」

あらゆる人の食事を豊かに

 当社はONODERA GROUPの内でコントラクトフードサービス(給食)事業を展開しています。現在全国3000強の事業所を持ち、病院、高齢者施設、社員食堂、学校、保育園などに食事サービスを行っています。

 1983年当時、病院給食は「早い」「温かくない」「美味しくない」と言われていた時代に創業者・小野寺眞悟が、病院給食を美味しくしたいという想いから事業がスタートしました。

 わたしどもの強みは、できる限りお客様の一人ひとりの要望に応えた厨房でつくる「オーダーメイド給食」です。高いサービスを提供するためには、お客様のニーズに応え自ら考え動ける〝人財〟が非常に重要です。われわれのビジネスにおいてはいかに優秀な人財を採用できるか、育てられるかが勝負だと考えています。

 日本では少子高齢化が進み、人手不足が深刻な社会問題となっている一方で、世界に目を転じれば人口は増加しています。そこでグループ会社のONODERA USER RUNと連携してアジアでLEOCアカデミーを展開。日本で働きたいという特定技能外国人を無償で教育しています。

 現在、特定技能外国人を含む約2000人の海外人財が当社で活躍してくれています。優秀な人は管理職の立場で働くというケースも増えてきました。ゼロから育て上げたLEOCマインドの海外人財を活用し、今後毎年1000人を採用していく予定です。

スポーツ事業で社員の一体感を

 現在ONODERA GROUPでは幅広い領域に事業拡大を進めており、高級鮨店の「銀座おのでら」をはじめとしたフードサービスや、「横浜FC」などのスポーツ事業にも力を入れています。

 例えば「銀座おのでら」の監修料理を給食で提供したり、「横浜FC」の選手にスポーツ栄養学に基づいた食事提供を行ったりしています。こういった横串を刺すことによるグループシナジー効果もたくさん生まれてきていると思っています。

 海外では「銀座おのでら」はL.Aやハワイ、上海でも展開中、今年9月から「なだ万」がグループインしますが、こういった海外での有名ブランドは、ゆくゆくLEOCが事業展開をしていく際に大きなアドバンテージになると考えています。

 LEOCを含むグループ全体で、2032年には売上4000億円を目標、その先は1兆円企業を目指しています。優秀な人が喜んで集まる会社をつくりたい。社員にとって良い会社とは何かということを常々考え経営にあたっています。