マネーフォワードは9月24日、「マネーフォワード クラウドインボイス」の送付プランで「承認ワークフロー」機能の提供を開始した。これにより、サービス内にワークフローを組むことができ、送付前の請求書の回覧をスムーズに行うことが可能となる。
ワークフロー基盤組み込みの第3弾
請求書の送付をする際、請求書の内容を営業担当者とその上長、経理担当が内容の確認を行う必要があり、多くの部門や担当者をまたいだ回覧作業が発生するため、各所への承認手続きを行う際にハンコリレーに代表されるような、煩雑な手間や対応が課題となっている。
共通ワークフロー機能は、バックオフィスSaaS(Software as a Service)「マネーフォワード クラウド」でワークフローの承認経路の作成や、承認ステータスを一元管理できるワークフローの共通基盤。マネーフォワード クラウドの各種サービスに組み込むことで、ワークフロー機能の利便性が向上するというものだ。
マネーフォワード クラウドインボイスの送付プランで機能を提供することで、各取引先ごとの営業担当者とその上長を承認者に設定し、サービス内で請求書の回覧を完結させることができる。
申請側は、承認者の候補として「組織・役職」「従業員」「取引先の自社担当者」の3パターンから選択し、一度作成したワークフローは保存され、その後はワークフロー候補として表示される。また、最終承認されるまでは申請者のみが申請を取り消すことを可能としている。
一方、承認側は1件ずつ帳票プレビューを見ながら承認することも、複数を選択して一括承認することも可能とし、差し戻しや任意でコメントを入力することもできる。
なお、今回の機能提供はマネーフォワード クラウドにおけるサービス併用時の体験向上の取り組みのとして行っている共通ワークフロー機能の組み込みの一環であり、「マネーフォワード クラウド人事管理」、「マネーフォワード クラウド請求書Plus」に続く、第3弾となる。