tonariは9月19日、離れた2拠点間を接続して等身大のスクリーンに映し空間を拡張するソリューション「tonari」について、接続先を変えられる新機能「ロケーションホッピング」の提供を開始することを発表した。ダイヤルを回すだけで瞬間移動するように接続先を切り替えられるようになったことで、より多くの拠点と接続できるようになった。
また、設置場所の自由度を高めることを目的に開発したオプション「mono」パネルの提供も開始する。同モデルは電源とインターネット回線さえあればtonariを設置可能で、導入後の移動もできる。
コミュニケーションツール「tonari」
tonariは高解像度の映像で複数拠点をつなぐ、空間共有型のコミュニケーションツール。床から天井までを映し出す大型スクリーンが特徴。表情や仕草などもタイムラグを感じない超低遅延で投影できる。離れた拠点でも、まるで同じ空間にいるかのようなやりとりを実現できる。企業や大学、コワーキングスペース、研究機関などさまざまな拠点で導入されているという。
ロケーションホッピング機能を追加
従来版のtonariは1台につき1拠点のみ接続が可能だった。しかし今回ロケーションホッピング機能を搭載したことで、1台のtonariで複数拠点との接続が可能となる。ダイヤルを回すだけで、接続先を切り替えて利用可能。組織内でのコミュニケーション改善や、組織間の連携、距離を超えた新たなネットワーク作りを支援する。なお、これまで別々にtonariを使っていた既存ユーザー同士でネットワークを構築することも可能とのことだ。
オプションパネル「mono」
従来のtonariは壁に固定する必要があったが、自立型パネルを備えるmonoは壁がなくても、3メートル×3メートルのスペースがあれば設置できる。電源とインターネット回線さえあれば、tonariを部屋のどこにでも設置できるようになった。
パネルのみのオプションを使えばtonariをオープンスペースに設置でき、背面パネルを追加したmono podであればブースのようなセミプライベート空間が作れる。これにより、展示会やイベントでの一時的な使用や、低コストでの試験的な使用などに活用できる。