電通は9月11日、テレビ東京と番組の視聴者に新しいファン体験を提供する取り組みを開始することを発表した。

その一環として、テレビ東京の番組「あちこちオードリー」の5周年を記念したファン感謝企画では、ブロックチェーン特許技術によるDX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションである「みんなのあしあと」を活用した、デジタル名言をプレゼントすることで、より簡単な操作でコンテンツと視聴者を持続的につなげつつ、今後多くのロイヤルティプログラムを提供していく構え。

  • 「あちこちオードリー」イメージ

    「あちこちオードリー」イメージ

取り組みの概要

従来、視聴者がコンテンツからの特典や情報を受け取る場合や、ファンイベントにアクセスする際は、別サイトへの遷移などで手間や時間がかかってしまうことが課題となっていた。

電通とテレビ東京は、みんなのあしあとを活用し、視聴者が番組の提供するさまざまなファン体験やイベントに、より簡単にアクセスできるようにした。

これにより、番組としても従来のコアファンのみならず、ライト層の参加を促進することができ、今までにないユニークでファンに寄り添ったロイヤルティプログラムの設計に取り組むことができるようになる。

例えば、期間限定のポップアップショップや周年グッズ情報の発信、番組発のリアルイベントなどを検討しているという。また、みんなのあしあとを活用するとコンテンツを音声でも配布できるため、ラジオなど、他メディアでも上記のような新しいファン体験を提供することが可能。

今回の施策の概要

今回のあちこちオードリーの施策では、番組内で掲出される二次元コードを読み込むと、2クリックのみでデジタル名言を取得できるようになった。期間中は、スタンプラリーとしてデジタル名言の配布を2025年3月まで毎月1回実施し続け、コレクト数に応じたインセンティブを提供していく予定。また、デジタル名言の保有者には、番組やイベントの情報を発信するなど継続的なファンコミュニケーションも実施していくという。

  • あちこちオードリー デジタル名言 第1弾

    あちこちオードリー デジタル名言 第1弾

電通は今後も、メディア企業や、エンターテインメントコンテンツ・スポーツコンテンツなどのIPホルダーのパートナーとして、業界の成長を支援していきたい構え。