日本通運は9月2日、物流業界2024年問題におけるドライバー不足問題に対応するため、CBcloud社の配送サービスプラットフォームを活用する24時間365日対応の軽貨物チャーターの実証実験を京都・滋賀エリアで行うことを発表した。

日本通運とCBcloud社が共同開発する「ピックゴー」ベースの「NXクイックチャーター」

「NXクイックチャーター」(公式Webサイト)

日本通運とCBcloud社の協業により開発された「NXクイックチャーター」は、CBcloud社の配送サービスプラットフォーム「ピックゴー」をベースに日本通運向けにカスタマイズされた軽貨物チャーター配送サービス。日本通運の顧客向けに24時間・365日配送依頼を受付けるWebサイトを設置、依頼があった場合、登録された配送ドライバーに迅速に発注し配送の手配を行う。また、システム上での見積・発注・運行管理まで一括管理を行い業務効率化にも対応する。


  • 「NXクイックチャーター」の利用イメージ(同社資料より)

「ピックゴー」(公式Webサイト)

システムのベースとなる「ピックゴー」は、荷主と配送ドライバーのマッチングを行う配送サービスプラットフォームで同社によれば2023年4月時点で軽貨物5万人、二輪2万人、一般貨物2,000社の配送パートナーが登録しており、迅速な配車手配と高い配車率を実現している。実証実験は、日本通運の滋賀県・京都府エリアの32営業所で9月2日より軽貨物を対象に実施し、その検証結果をもとに全国展開を目指す。