インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月2日、PCの紛失・盗難・不正持ち出し時の情報漏えいを防ぐクラウドサービス「IIJフレックスレジリエンスサービス」の提供を開始すると発表した。遠隔でのPCのロックや強力なデータ消去(ワイプ)に加え、IT資産状態の可視化、セキュリティソフトなどの自動復活機能を提供し、PCの紛失や盗難、不正な持ち出しが起こった場合の情報漏えいリスクを低減させる。

  • 「IIJフレックスレジリエンスサービス」イメージ

    「IIJフレックスレジリエンスサービス」イメージ

万が一の事故発生時には遠隔でPCをロックしたり、強力なデータ消去によって復元ソフトなどを用いた悪意あるデータ復元を防ぐことが可能。また対象端末の状態を監視し、ハードウェア、ソフトウェア、リース期限等の資産情報に加えて、暗号化状況や位置情報などを可視化し、セキュリティポリシーの適合状況の管理ができる。

さらに、端末を保護するために常時作動が求められるセキュリティソフトがマルウェア感染などにより異常が生じた、あるいは削除されてしまった場合にも、自動で復活しIT資産が保護された状態への回復性を向上することができるとしている。

また、ジオフェンス(位置情報)機能により、PCが指定された範囲から持ち出された場合にはアラート送信により検知することが可能。オフラインタイマーを設定し、一定期間通信のないPCを自動的にロックすることで、紛失の可能性があるPCからの情報漏えいのリスク低減につなげる。

「Basic」と「Standard」の2つのプランが用意されており、提供価格はそれぞれ、50台あたり2万2500円からと、3万1500円から。Standardプランには、Basicでも提供するIT資産可視化、デバイスロック、遠隔データ消去に加えて、アプリケーションを自動で復活させる機能を提供する。初期費用は無料で、最低利用ライセンス数は50ライセンス。サポートOSは、Windows、macOS、ChromeOS。

  • 提供機能および価格

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