GNUプロジェクトは現地時間2024年8月29日、GNU Screen 5.0.0のリリースをメーリングリストで報告した。バージョンアップは約1年ぶりである。ソースコードはGNUプロジェクトのサーバーから入手可能。GNU Screenは1カ所から複数の端末や仮想マシン制御にアクセスし、制御するアプリケーションとして長らく使われてきた。本バージョンでは、認証構造の変更や一部コマンドの削除、ESCキーの動作とzmodem転送時のバグを修正している。
本バージョンの認証構造は現在のウィンドウttyを表示する「ESC+%T」や現在開いているウィンドウ数を表示する「ESC+%O」が加わった。合わせてパスワード保護機能を選択する「auth」コマンドの追加や、「time」「debug」「password」「maxwin」「nethack」コマンドを削除している。メーリングリストでは詳細を述べていないが、true colorへの対応や多言語対応も強化している。メジャーバージョンとしての更新は2004年以来の20年ぶりとなった。