ミロク情報サービス(MJS)は8月29日、電子取引データやスキャナ保存した各種証憑書類などを電子帳簿保存法の要件を満たしてデータセンターに保存できるクラウドサービス「MJS e-ドキュメントCloud(エムジェイエス イードキュメント クラウド)キャビネット」について、AI解析による入力支援機能を搭載し、新たに「MJS e-ドキュメントCloud AIentry(エーアイエントリー) キャビネット」として9月11日より提供開始することを発表した。
MJS e-ドキュメントCloud
証憑書類保管・電子契約クラウドサービス「MJS e-ドキュメントCloud」は、電子帳簿保存法に対応して電子取引の電子データやスキャナ保存した各種証憑書類などをデータセンターに保存できるサービス「MJS e-ドキュメントCloud AIentry キャビネット」と、電子サイン方式および電子署名方式対応の電子契約サービス「MJS e-ドキュメントCloud サイン」の2つで構成されるクラウドサービス。国税関係書類の電子データ保存から電子契約を含めた電子帳簿保存法対応に利用可能だという。
新機能「AIentry」について
今回新機能として追加する「AIentry」は、クラウド上の専用画面からアップロードしたPDFファイルをAIが解析し、書類名や検索項目(取引日付・取引先名・金額)を自動判定して入力を支援するサービス。
事前設定は不要で利用でき、請求書や見積書をはじめとする各種契約書など幅広い資料をAIが解析し書類名や項目の入力をサポートする。これにより、電子帳簿保存法の要件を満たした状態でのデータ保存に伴う入力工数を約70%削減できる見込み。さらに、保存書類の検索性の向上も支援する。