LegalOn Technologiesは8月29日、AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」において、2024年11月から施行されるフリーランス法に関するチェック機能「法令遵守チェック(フリーランス法)」を提供開始したことを発表した。フリーランス新法に対応した契約書の作成と審査にかかる労力を軽減する。
フリーランス新法の概要
フリーランス新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)はフリーランスの立場を保護することを目的に11月1日に施行される法律。報酬の支払遅延や一方的な減額など、フリーランスと発注元とのトラブルにより不当な不利益を受けることなく、安定的に働くことができる環境を整えることを目指して制定された。
法令遵守チェックがフリーランス法に対応
LegalOn Cloudで契約書をレビューする際に該当する法律に則っているかをチェックできる「法令遵守チェック」機能が、フリーランス新法への対応を開始する。法令遵守チェックではすでに下請法や独占禁止法、印紙税法(ベータ版)に対応しており、今回のアップデートによりフリーランス新法を含めた4つの法令に対して遵守できているかを確認できるようになるという。
今回施行されるフリーランス新法はフリーランスおよびフリーランスと取引のある全ての企業に関係するため、影響範囲の大きな法律とされる。「法令遵守チェック(フリーランス法)」を活用することで、フリーランスとの取引を行う企業とフリーランス側の双方が契約書審査にかける時間や労力の軽減と、法令違反のリスクの回避が図れるとのことだ。