TISインテックグループのクオリカは8月26日、外食業向けトータルソリューション「TastyQube Growth」および外食業向け店舗POSシステム「Real Qube」について、ぐるなびが提供するモバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」と連携を開始したことを発表した。また、これにより、コロワイドグループの大戸屋ホールディングスが全国の店舗へ「ぐるなびFineOrder」の導入を拡大したとのことだ。
TastyQube Growthは日々の売上管理から発注、廃棄などの食材管理、従業員の勤怠管理まで、飲食店経営に必要な業務を幅広くカバーする外食産業専門の店舗管理システム。同じQubeシリーズの「RealQube(POSシステム)」との連携によりさまざまな情報をリアルタイムにつなぐ。レストラン、カフェ、ファストフードチェーン、居酒屋など、業態を問わずに利用可能だという。
ぐるなびFineOrderは人手不足が深刻化する飲食店に対し、業務効率化によるDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援している。モバイルオーダーの定着に向けたぐるなび独自の支援として、ぐるなび社員が実際に店舗に入り込み現場従業員をサポートしていることから、月次利用継続率は99%ととのことだ。
大戸屋では店舗運営のデジタル化を推進しており、2022年11月より「ぐるなびFineOrder」をテスト的に導入していた。今回、ぐるなびとクオリカが連携することで、オーダー、調理、会計がシームレスに連動できるようになったことで、大戸屋ではさらなる業務効率化と販売促進を目指し、今後も導入店舗の拡大を目指すとしている。