MODEは8月21日、IoTで取得したWBGTセンサーデータをAIがチャットツールで各作業員に連絡する、熱中症対策ソリューションの提供を開始した。WBGTセンサーとは、 熱中症リスクの判断の基となる暑さ指数(WBGT)を計測するデバイス。

暑さ指数は、湿度、日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、気温を組み合わせて計算される。

建設業における熱中症対策を

職場における熱中症による死傷者数は建設業が最も多いことから、鶴賀電機が提供する暑さ指数(WBGT)測定器「小形WBGTトランスミッタ」をBizStackおよびBizStack Assistantに対応させた。

BizStackは、さまざまなセンサー・デバイスのリアルタイムデータを収集・統合することで、簡単に現場のデータを活用できるIoTプラットフォーム。

生成AIとIoTを組み合わせて作業現場の状況をリアルタイムで報告するチャット型アシスタント「BizStack Assistant」により、チャット形式でBizStackを操作できる。

BizStackと小形WBGTトランスミッタの導入効果

BizStackと小形WBGTトランスミッタを導入することで、WBGT計の値をクラウドベースで活用できるようになる。

具体的には、建設現場監督や作業員はBizStack Assistantに問いかけるだけで現在の熱中症リスクを把握したり、手持ちのスマートフォンでセンサーから離れた場所でも通知を受信したりできるようになり、現場の安全性向上をもたらす。

  • BizStackおよびBizStack Assistantによる熱中症対策のイメージ