Snowflakeは8月21日、同社におけるAIデータプラットフォームの活用について説明を行った。CIDO (Chief Information and Data Officer:最高情報責任者 兼 最高データ責任者)のSunny Bedi氏によると、同社の自社製品の活用は「Snowflake on Snowflake」と呼ばれているという。
社内のIT活用の取り組み「Snowflake on Snowflake」
Bedi氏は、「Snowflake on Snowflake」を実施している理由について、次のように説明した。
「自分たちが顧客ゼロ号になってフィードバックをエンジニアリングチームに送ることで、顧客にメリットがもたらされる」
「Snowflake on Snowflake」のアーキテクチャは、「Snowflake Horizon」の上、ホストシステム、データ取得、データウェアハウス、AI/機械学習(ML)とデータインフラ、AI/MLの機能、データコラボレーションの機能が構築されている。
同社はこれまで、「データクラウド」の提供を標榜してきたが、今年の年次イベント「Data Cloud Summit」で、「AI Data Cloudカンパニー」になることを発表し、データクラウドも「AIデータクラウド」へ進化させることを明らかにした。
同社は現在、エンド・ツー・エンドで生成AI/MLを利用するための統合プラットフォームを整備している。具体的には、生成AIサービス「Coretex AI」、機械学習サービス「Snowflake ML」、データとモデルのガバナンスを確保する「Snowflake Horizon」などから構成されている。
Bedi氏はAI/MLについて、「われわれは、ここ数年投資をしてイノベーションを起こしてきた。これにより、顧客のAI/MLを活用するジャーニーが容易になっている」と語った。