MIWA Akerun Technologiesは8月22日、同社が提供するマンションなどの賃貸物件の内見から入居、退去までの管理業務をスマートロックとクラウドを活用して効率化する「Akerun.Mキーレス賃貸システム」が、イタンジが提供する賃貸住宅の内見予約受付システム「内見予約くん」とのシステム連携を開始したと発表した。

連携の概要

現在、不動産領域ではIoTやクラウドなどを活用した不動産テックにより、内見などの不動産管理業務の効率化を図る取り組みが加速しているうという。スマートロックも不動産テックのソリューションとして、マンションなどの集合住宅における共用エントランスや居住エリア(専有部)への導入が進み、キーレスによる居住者の利便性や防犯性の向上に加え、不動産管理会社のDXを通じた業務効率化に活用されている。

内見予約くんは、賃貸物件の内見時の予約受付作業や鍵情報の照会作業を自動化することができるシステム。今回のシステム連携により、賃貸不動産管理会社が内見予約くんに登録したAkerun.Mキーレス賃貸システムの導入物件に対して、賃貸不動産仲介会社が内見予約くんを通じて内見予約をすると、内見時間に指定物件の解錠のためのパスコードを閲覧することができるようになる。

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これにより、管理会社と仲介会社の双方の内見のための鍵の受け渡しや連絡調整の手間が不要になるため、内見における不動産管理業務の負荷軽減を実現できるという。

利用の流れとしては、管理会社がAkerun.Mキーレス賃貸システムを導入した管理物件情報を内見予約くんに登録し、登録されたAkerun.Mキーレス賃貸システムの導入物件に対して、イタンジのリアルタイム不動産業者間サイト「ITANDI BB」から仲介会社がオンラインで内見予約を行う。

その後、ITANDI BBから内見予約をした仲介会社は、内見予約日時になると指定物件の解錠のためのパスコードをITANDI BBから閲覧可能になり、指定物件を解錠し、内見を実施する。