日立パワーソリューションズとEarth hacksは8月21日、CO2排出量削減の施策立案と実行、その達成度のスコア化とプロモーションによる脱炭素支援で、製造業、流通業の顧客の企業価値向上に貢献するソリューションの提供を開始したことを発表した。
このソリューションの提供において、日立パワーソリューションズは、エネルギー&ファシリティマネジメントサービスを通じて、工場や店舗のエネルギー消費量と設備の運用状況を見える化し、CO2排出量や運用コストの削減策を立案・実行し、その効果を定量評価する。
Earth hacksは、日立パワーソリューションズのエネルギー&ファシリティマネジメントサービスで削減されたCO2排出量を従来の排出量と比較し、「デカボスコア」で脱炭素化の達成度を数値化し、この数値を基に顧客や消費者に対して「脱炭素への貢献度合い」を可視化し、プロモーションを支援する。
両社のサービスを組み合わせることで、商品の製造工程やサービス提供過程で生じるCO2の削減施策の実行支援をするとともに、これによる脱炭素達成度を見せる化し、顧客・消費者へのプロモーションまでをワンストップで支援するソリューションを提供。エンジニアリング業界と広告業界の連携により、製造業や流通業の商品やサービスの付加価値を高め、企業価値の向上をめざす。
今後は、日立パワーソリューションズの脱炭素化ノウハウとEarth hacksのプロモーションノウハウを生かした異業種連携により、脱炭素化の実現を促進し、企業や商品の認知度向上や販売促進を通じて企業価値の向上に貢献する。また、顧客や消費者に対しては、プロモーションを通じて環境意識を高め、社会全体での脱炭素化推進を目指すとしている。
なお、この取り組みの概要は、日立が9月4日~5日に開催する「Hitachi Social Innovation Forum 2024 JAPAN」のうち、ビジネスセッション「BS02-07:カーボンニュートラル実現に取り組む企業や地域を支援する協創の提案」(9月5日15時~)で紹介される。