わたしは、「Smart相談室」という法人向けのオンライン相談窓口を提供しています。
Smart相談室が大きくなるにつれて、そのコンセプトである「メンタル不調になる前に」対応することの大切さ、について、多くの方にご賛同いただけることがわかってきました。
「メンタル不調になる前に」対応することの大切さは、わたし自身、原体験として身に染みています。
これまで、わたしは事業を統括するキャリアを積んできました。
事業の立ち上げ期から、スケール期、プロダクトのライフサイクルに関わらず、メンタル不調で退職してしまう方は一定数いらっしゃいます。
そうした状況への対策として様々な施策を検討するわけですが、「調子を悪くさせない」サービス、「調子が悪くなる前に対応する」サービスがなかったため、「Smart相談室」というサービスをつくりました。
コンセプトをお話しすると、皆さん目をキラキラさせて、「そう! そうなの! 藤田さん、そうなの!」「私はずーーーっとそう思っていたの!」「今まで引っかかっていたのは、これだ! 言語化されて、サービスになっている!」と共感の声をいただけます。
これまでの日本にはなかったコンセプトのサービスを、(クラウド経由でソフトウェアを提供する)SaaSの力を使ってソリューションにして、社会に提供している。そう感じています。
2021年に創業したSmart相談室は、まだまだその存在を知っている人は少ないです。そんな中で、Smart相談室の想いや世界観、機能をもっと多くの方に知ってもらいたいと願っています。その方法を考えたときに、書籍を出版することを思い付きました。
わたし自身、読書が好きで多くの本を読みます。中でも、経営者が書いた実際の出来事に即した内容の本が好きです。その経営者がなぜそう考えたのか、その時どんな気持ちだったのかを本を通じて理解できるからです。
本書を通して、Smart相談室の想いや世界観を理解してもらえると嬉しいです。
書籍の中では、社員がメンタル不調になる前に経営者がしなければならないこと、人事労務担当者ができること、社員や個人がどのように対応すれば良いか、が書かれています。
「メンタル不調に陥ってから」ではなく、「メンタル不調になる前」に対応することが、本当の解決策になるという想いのもと、社員のメンタルヘルスに対する新しい対応策をご理解いただけるよう執筆しました。
なにか一つでもヒントを見つけていただければ幸いです。