Sublime HQは現地時間2024年8月12日、Sublime Text 4 ビルド4180をリリースした。ダウンロードページからはWindows、macOS、Linuxのバイナリー版をダウンロードできる。Sublime Textは2007年に元GoogleのJon Skinner氏によって開発されたテキストエディター。プログラミングやマークアップ言語の編集に特化し、プラグインベースで特定言語の開発環境を構築できることから、一部の開発者から高い評価を集めている。
公式ブログによれば、本ビルドは各開発言語の強調表示設定を見直し、特にLispは新たに書き直している。Windows版はスクロールバーをドラッグする際のリセット機能を実装し、コピーした文字列がNullで切り捨てられる問題や、トップレベルのメニュー項目にテーマが適用されなかった問題を修正した。Linux版はWayland上での機能拡張や問題の修正、KDE使用時のドラッグ&ドロップ操作でキャレット(脱字符号・カーソル)が応答しなくなる問題を修正している。macOS版はごみ箱に移動したファイルを元に戻す操作項目を追加し、ウィンドウ端のドラッグ操作に関連する問題、プラグインのセキュリティ権限が正しく適用されない問題、クリップボード検索に関する複数の問題を修正した。また、LinuxおよびmacOS版は共有メモリーのリークも修正している。Sublime Textは無料で使用できるが、継続利用時はライセンスの購入が推奨される。