Microsoftは8月8日(現地時間)、Windows メッセージセンターの「最近のお知らせ」を更新し、Windows 11 バージョン21H2およびバージョン22H2の複数のエディションが、60日後の2024年10月8日にサービス終了を迎えることを警告した。21H2についてはEnterpriseエディション、Educationエディション、IoT Enterpriseエディションが、22H2についてはHomeエディションおよびProエディションがサービス終了となる。
システムの安全性に保つために早急にアップグレードを
Microsoftは現在、Windows 11の年次機能更新プログラムについて、Home、Pro、Pro for Workstations、およびPro Educationエディションに対してはリリースから24カ月間、EnterpriseおよびEducationエディションに対しては36カ月間のサポート期間を設けている。
この方針に従って、2021年10月4日にリリースされたWindows 11 21H2のEnterpriseおよびEducationエディションと、2022年9月20日にリリースされたWindows 11 22H2のHomeおよびProエディションは、いずれも2024年10月8日でサービスが終了することになる。Microsoftではこれまでも再三にわたってこれらのエディションのサービス終了についてアナウンスしてきたが、今回のアナウンスは期限が60日後に迫ったことを警告するものになる。
サービス終了後はセキュリティ修正を含む全ての更新プログラムが提供されなくなるため、Microsoftでは早急に後継バージョンにアップグレードするように呼びかけている。
なお、Windows 11 21H2のHomeおよびProエディションは、2023年10月にすでにサービス終了を迎えており、現在は更新プログラムが提供されていない。また、Windows 11 22H2のEnterpriseおよびEducationエディションについては、2025年10月14日にサービス終了となる予定である。