Googleはこのほど、公式ブログ「Google Workspace Updates: “Take notes for me” in Google Meet is rolling out soon; pre-configure access with a new admin setting」において、Google MeetでAIを使った自動メモ取り機能がまもなく利用可能になるとアナウンスした。エンドユーザー向けの具体的な提供時期は今後数週間以内に公表するが、それに先立って、管理者向け設定の展開が2024年8月13日から開始されるという。
生成AIを利用したメモ取り機能とは
「Take notes for me」と名付けられたGoogle Meetの新機能は、生成AIのGeminiによって、自動的に会議のメモを作成してくれるというもの。会議で話された重要なポイントを自動的に判別してメモを取り、会議終了後にハイライト表示してくれる。この機能は5月に開催されたGoogle I/Oの場で発表されていた。
この機能はデフォルトで有効化され、管理者は管理コンソールから組織およびグループごとに有効/無効を切り替えることができる。有効/無効の切り替えは、管理コンソールの「Apps」>「Google Workspace」>「Google Meet」>「Gemini Settings」>「Google AI note-taking」で行える。この管理者設定の展開は2024年8月13日から開始され、8月21日に完了する予定となっている。
エンド ユーザー向けの詳細情報と提供時期は、今後数週間以内に Workspace Updates Blogsでアナウンスするとのこと。Googleでは管理者に対して、すべてのユーザーがこの機能を同時に利用できるようにしたい場合は一度設定を無効化した上で、エンドユーザー向けのロールアウトが完了した段階で有効化することを推奨している。
誰が利用できるか
「Take notes for me」は、Gemini for Google Workspaceの以下のいずれかのアドオンを導入しているGoogle Workspaceの顧客が利用できる。
- Gemini Enterprise add-on
- Gemini Education Premium add-on
- AI Meetings and Messaging Add-on
Gemini BusinessやAI Security、Gemini Educationの各アドオンは対象に含まれていない。各アドオンの違いについては次のページを参照していただきたい。