デスク「東京電力エナジーパートナー(EP)が終活サポートサービスを強化しているね」
記者「近年、急速な高齢化の進展を背景に、老後資金や健康・介護・相続への備えなど、終活に対する関心が高まっています。一方、何から始めれば良いのかわからないという人も多く、実際に終活の準備を進めている人は少ない。そこで同社はエンディングノートの作成など、生前サポートに特化した新サービスを始める考えです」
デスク「それにしても、なぜ、東電が終活サポートなのか?」
記者「やはり、2016年の電力小売り自由化以降、顧客の争奪戦は激しくなる一方です。同社はすでに掃除代行サービスやコンロ・給湯器の買い替え相談などを行っており、様々な生活サポートメニューを増やすことで顧客との接点を増やそうとしています。この事業が東電グループ全体の屋台骨を支えるような事業になるとは思えませんが、東電も顧客の取り込みに必死です」