ウィルオブ・ワークは8月8日、同社が展開するIT人材転職サービス「ウィルオブテック」が実施した、転職経験のあるITエンジニアを対象とした「コーディングテスト」に関するアンケート調査の結果を公表した。70%以上の人がコーディングテストを「難しい」と感じており、「事前に対策をしたい」と思う人が80%以上いることが明らかになった。

  • 20代の50%以上が「コーディングテストの実施を求められたことがある」

    20代の50%以上が「コーディングテストの実施を求められたことがある」

同レポートは、IT人材転職サービスのウィルオブテックが6月27日~6月30の期間、転職経験がある20歳~59歳のITエンジニア522人を対象に実施した「コーディングテスト」に関するアンケート調査の結果に基づくもの。

転職活動でコーディングテストを受けた経験がある人は38.1%

転職活動において、企業の選考でコーディングテストを受けた経験があると答えた人は38.1%。年代別では、20代が53.1%で最も多く、次いで30代が43.5%、40代が34.8%となり、若年層ほどコーディングテストの実施を求められた経験が多いことが分かった。

コーディングテストの実施を求められたことがある人に対し、初めての受験時の感想を尋ねると、「かなり難しかった」という回答が24.1%、「やや難しかった」と答えた人が49.7%で、合計73.8%の人が「難しかった」と感じていることが分かった。

  • コーディングテストが「難しい」と感じた人は73.8%

    コーディングテストが「難しい」と感じた人は73.8%

コーディングテストを受けるのが面倒な人は34.2%

コーディングテストに対するイメージを尋ねたところ、「技術のアンマッチを防ぐことができる」と答えた人が35.2%で最多であった一方で、「テストを受けるのが面倒」と感じる人も34.2%と2番目に多く、メリットを認識しながらもコーディングテストの受験を面倒だと感じる人が多いことが分かった。

コーディングテストの実施を求められたことがある人に、選考前に対策をしておきたいかどうかを尋ねると、「とても思う」が36.3%、「思う」が47.7%で、合計84.0%の人が「事前に対策をしておきたい」と考えている結果に。

  • 選考前にコーディングテストの対策をしておきたいと思う人は84.0%

    選考前にコーディングテストの対策をしておきたいと思う人は84.0%

また、コーディングテストの結果についてフィードバックを受けたいか尋ねたところ、「とても思う」が23.8%、「思う」42.7%と合計66.5%の人がフィードバックを受けたいと考えていることがわかった。