ウェザーニューズは8月6日、建設現場や施設などにおける強風対策を支援するため、高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」に最大瞬間風速のアラート通知機能を追加したことを発表した。ユーザーはお天気アプリ「ウェザーニュース」のプッシュ通知やメールを通して、暑さ指数・雨量・平均風速・最大瞬間風速など全6種類のアラートが受信できるようになる。
気象IoTセンサー「ソラテナPro」
ソラテナProは気温・湿度・気圧・雨量・風向・風速・照度の7つの要素を1分ごとに観測可能な小型の気象IoTセンサー。線状降水帯や台風、ゲリラ豪雨などによる強風や大雨、浸水の対策にも対応し、災害リスクが高まる雨量50ミリメートル / 時、風速50メートル / 秒まで観測できる。
お天気アプリ「ウェザーニュース」をそのままビジネスに活用できるSaaS(Software as a Service)型のソリューションとしても展開。ソラテナProのリアルタイムなデータや過去のデータだけでなく、同社の天気予報や雨雲レーダーなど有料機能を含むさまざまなコンテンツをアプリからシームレスに確認可能。
観測された気温・雨量・最大瞬間風速・平均風速・暑さ指数(熱中症リスク)・寒さ指数(低体温症リスク)がカスタマイズした条件を満たした場合は、アプリのプッシュ通知やメールなどでアラート通知を送信する。
最大瞬間風速アラート通知
今夏は広い範囲で暑さ指数(熱中症リスク)が危険レベルに達したほか、ゲリラ豪雨も各地で頻発している。また、秋にかけて台風上陸のおそれがあるため、暑さや豪雨、強風への対策が必要とされる。同社は今回、建設現場や施設の強風対策、ドローンの運航に最大瞬間風速が目安として用いられるケースが多いことから、ソラテナProの強風対策機能を強化たとのことだ。
最大瞬間風速のアラート通知を追加し、ユーザーがアプリから2段階で通知の件名や通知条件を設定可能となった。そのため、最大瞬間風速5メートル / 秒で従業員への周知や準備を行い、8メートル / 秒で中止を判断するなど、実際の現場のデータをトリガーとして余裕を持った対策が可能となる。複数のアカウントに対して一斉に通知できるので、風速をトリガーとした迅速な対応が可能となる。