ラックは8月6日、マイグレーションツール「MAJALIS」を活用し、メインフレームのモダン化を実現する「MAJALISモダナイゼーションサービス」の提供を開始すると発表した。
「MAJALIS」とは
「MAJALIS」は、カルテック・エスキューブが開発したマイグレーションツールで、2019年にアクセンチュアが同ツールを含めた知的財産を獲得したもの。
同製品は、COBOL言語で開発されたアプリケーションをJavaへと言語変換(リライト)し、変換前後の処理、新旧データの一致検証を含めて自動化することで、コストを抑えた移行を実現するもの。
「MAJALISモダナイゼーションサービス」の特徴
同サービスでは、既存のデータ分析、データ変換、変換前後の処理、新旧データの一致検証を自動で行う。
MAJALISは、複数のメインフレームのJCL、COBOLに対応しているうえ、COBOL以外にも、PL/I、EASY、アセンブラ、RPGなどの言語に対応している。
ラックは、リライトに関する工程に加えて、「ソースコードの変換での脆弱性診断」、「リライト後のプラットフォーム診断、設定診断」、「継続的な監視システムへの適用」なども行え、セキュアな移行をサポートする。