帝国データバンクは8月6日、2023年度決算期(2023年4月-24年3月期)の全上場約3800社における平均年間給与(平均年収、提出された有価証券報告書に基づく)に関する調査・分析の結果を発表した。
「上場企業」社員の23年度平均給与が明らかに
2023年度決算期(2023年4月-24年3月期)の全上場約3800社における平均年間給与(平均年収、提出された有価証券報告書に基づく)は651万4000円となった。
22年度の637万3000円より14万1000円多く、3年連続で前年から増加したほか、平均給与は過去20年で最高額を更新したという。平均給与額が最も高い企業は、M&Aキャピタルパートナーズ(2478万円、東証プライム)だった。
最も平均年間給与が高い業界は「海運業」
上場市場別にみると、最も平均年間給与が高いのは「東証プライム(市場)」上場企業で、平均735万7000円となった。
単純比較はできないが、「旧東証1部」上場を含め、2年連続で700万円を超えたのは2023年度が初めてとのこと。これに続くのが「東証グロース」の606万4000円で、前身となる旧東証ジャスダック・マザーズ両市場と比較しても初めて600万円を超えたという。
業種別では、「海運業」(1008万円)が最も平均年間給与が高く、全業界で唯一平均1000万円を超えたとのこと。全33業界のうち約8割にあたる27業界で、集計可能な2003年度以降で最高額を更新したという。